森田演習に応募する前に知っておいてもらいたいこと

以下は、演習説明会などでよく出る質問です。説明会に出られない人は、参考にしてください。



Q.先生の専門あるいは研 究テー マは何ですか。

A.トップ ページの「現在の研究テーマ」に詳しく書いています。しかしゼミ生諸君がそれ に関連したテーマを勉強する必要はありません。2009年9月に刊行した『ハイエクの社会理論−自生的秩序論の構造−』というのが、一応、これまでの研究 のまとめになっていますので、参考にしてください。


Q.経済原論の単位をとっていないと応募できませんか?

A.とっていることが望ましいことは言うまでもあ りませんが、とっていなくても応募可です。

 

Q.ゼミでは経済学を勉強しますか?

A.基本的には、しません。経済学にとくに近接し たテーマを卒業研究に選ぶのであれば、ゼミと並行してミクロ経済学、マクロ経済学などを履修することを勧めます。経済理論に関して個人的に質問がある場合 は、遠慮なく。

 

Q.ゼミに所属すると、公認会計士などの資格試験の勉強に役立ちますか?

A.試験合格という観点からは、役にたたないとい うほうが正確です。しかし公認会計士として仕事をしていく上での素養の一つにはなりうると信じています。

 

Q.数式や図など、難しそうな議論をするのですか?

A.数学や図などの利用に通じている必要はありま せん。どの分野でも同じですが、求められるのは<論理的な思考>と<知的好奇心and/or問題意識>です。

 

Q.卒論のテーマは、制限されますか?

A.「経済活動と社会・文化」というゼミ全体の テーマに、なんら かの形で関係するものであることが原則です。グローバリズムや地球温暖化といった具体的な問題から、宗教と経済活動、自由と平等といった原理的な問題にい たるまでかなり間口は広いと思います。例年、卒業研究のテーマは最終的には本人のもっとも関心のもてるものにしてもらっていますが、かといって簿記や経営 学などを選ぶのは私としては勧めません。私自身が指導できないのと、それを研究するならそれにふさ わしいゼミが他に多数あるからです。
 


Q.勉強以外の活動は活発ですか?

A.原則として、勉強以外の活動は、ゼミ生の主体 性に任せていますので、年によって活発であったり、そ うでなかったりします。コンパは各学期に1回はすることにしています。

 

Q.就職はどうですか?

A.ゼミによって就職に難易があるというのは、 まったく根拠がありません。あくまで本人次第です。ゼミの縁故で学生を採るほど企業は甘くはありません。逆に言えば、本人さえしっかりしていれば、どのゼ ミに所属 して、どんな卒業研究をしようと就職に困ることはありません。むしろTOEIC何点だとか、実務に 役立つような卒業研究をした、といったことで就活に役立てようとしていると、そうした計算は、採用担当者にすぐ見抜かれてしまい、かえって逆効果です。私 の演習では、実用的知識とは対極にあるような内容の研究をしますが、それでもこれまで、誰でも知っているような大企業 に多数の学生が就職してきています。もっとも大企業に行くことが よいかど うかは一概には言えません。自分に合った仕事に出会うことがもっとも重要です。 そのためには、まず自分が何者であるかをしっかり把握しなければなりませんま た大学院としては、神戸大学(経済学研究科、文学研究科、国際協力研究科)、京都大学(経済学研究科)、 同志社大学(商学研究科、総 合政策科学研究科、文学研究科)、九州大学(司法研究科)、大阪大学(経済学研究科)など の大学院やアメリカの大学院に合格しています。公認会計士になった人も把握している限りで4名(公認会計士3 名、CPA1名)います。またMBA(USA)は把握している限り2名います。

 

Q.卒論は必ず書かなければなりませんか?

A.特別な理由がないかぎり、必ず書いてもらいま す。特別な理由とは、公認会計士や大学院受験などで、卒業研究に十分な時間が割けない場合などです。その場合はゼミに所属してかつ卒業研究の単位をとらな いので、4年生時の単位は4単位ということになります。

  
Q.ゼミの内容は役に立ちますか?

A.「役に立つ」という言葉の意味により答えは変 わります。自分のいる時空間がいったいどのようなものなのか、ということを知ることによって、その中で生きている自分の姿をより深く理解してみたい、とい う願望をもっている人には役に立つといえます。しかし、そのような問題でより深い理解に到達したとしても、経済的待遇や社会的地位の向上に直接役立つかと いうと、あまり役に立たないとしか言いようがありません。実用的知識を求める人には、まったく向いていないゼミだと断言できます。

 

Q.選考の基準は何ですか?

A.実用的な知識しか勉強する気のない人は、でき るだけ遠慮してもらうようにしています。そのような人が2年間当ゼミに所属すると、お互いに負担になるだけだからです。また、どこかのゼミに所属していな い と就職に不利になるから、という理由だけで応募されるのも困りものです。知的な世界を広げたいという欲求を強く持っている人は歓迎です。その他、出身校、 性別、成績、特技など、いっさい選考では考慮しません。